お久しぶりですblogさま
先日 父方の祖母が亡くなりました
つい最近
『おばあちゃんな 90さいになってんで』
かぼそいけれど
あたたかくてやさしい声が
わたしと妹を包みました
普段は声の出る日は少ないのに
その日は奇跡的に声が出ました
本当にあの日は調子が良くて
びっくりしていたところでした
わたしが18歳の頃から電車に乗れなくて
外に出れなくなっているのを
おばあちゃんは
ぜんぶぜんぶ知っていて
ずっと心配してくれていて
おばあちゃんの方が大変やのに
『小百合 元気か』
って いつも気にしてくれていました
ほんとうに 気使い性のおばあちゃん
ほんとうに 心が綺麗なおばあちゃん
あの日から
父とよく話をするようになりました
父は涙を流してばかりです
“ 大丈夫かな? ”
と わたしが思うほどです
わたしはおばあちゃんのようなひとになりたい
人の悪口もあまり言わないし
(父もおばあちゃんが
人の悪口を言っているのを聞いたことがないそうです)
人を思いやるこころ
いつかはきれいな心になってみたいです
叔父さんは
いままで
わたしからおばあちゃんへ綴った手紙を
全部 棺の中に入れてくれました
さいごに書いたお手紙は
わたしの両手でおばあちゃんの右足にぴたりと添えました
手紙の内容は
おばあちゃんとわたしだけの秘密です
*
これからも
たくさん勉強して努力もして
その先には かならず
綺麗な景色が広がっていると信じて
今日も一日精一杯生きていこうと
毎朝起きたらそう心に念じ
これからの日々を
笑って歩いていこうと決めています
もうあまり
家族にも
お空にいるおじいちゃんやおばあちゃんにも
心配をかけたくない
わたし一人で出来ることと
わたし一人だけでは出来ないこと
たくさんあるしこれからもあるだろうけど
今日は今日だけの
新しい一日がはじまります
笑い合って過ごす時間を
何よりも
大切にしようとおもっています
たのしい一日になりますように
2012-08-08