いま空を見ています
四角い枠があるけれど
流れる雲がやさしくて
こんなに小さな機械なんかに
囚われているわたしと
はやくさよならしたい
飛行機と赤とんぼ
100年後200年後500年後
1000年後
ここから眺める景色は
変わらないでいてほしいな
無理だとわかっているけれど
すぐに脳内変換され浮かぶ風景は
この四角い枠を天井に取り付けたなら
どんな景色に変化するのだろう
そんな部屋もつくってみたいな
考えていたらわくわくした
涙はまだまだ流れ落ちるけど
わたしの可能性を信じたい
これが何も飾らない
ありのままのわたしなのです
午後二時五十五分