2014-08-21 風使い 詩 流れる雲の隙間に あなたの姿をみた わたしはその光景がとても眩しくて もうどうしようもなくなってしまって 耐えきれず足もとに目をやると 一粒の大きなしずくがこぼれおちた それはかなしみなのか憧れなのか または幻想なのか 夜になった今もわからないままだ あなたはまだあの雲の中にいる 風を連れて夜の街を歩く後ろ姿が すこしだけみえたような気がした