2014-08-18 涙を浮かべた自然たち 詩 8月18日。はれ。 空を見て 土を触る 葉を撫でて 水に触れる 私たちの生きる世界は 人を傷つけ 殺し合う この世界というものが まるで底なし沼のようものであったとしても 這い上がることもできなくて 一粒の明かりさえ見えない渦の中にいたとしても 空は流れ 土は息をする 葉は風になびき 水は人間の一部だいうことを 空も土も葉も水も こんなに近くで教えてくれているのに 気づいてくれる人間が少なくて 自然が涙を浮かべてかなしんでいる