涙を浮かべた自然たち

8月18日。はれ。

空を見て 土を触る 葉を撫でて 水に触れる

私たちの生きる世界は 人を傷つけ 殺し合う

この世界というものが まるで底なし沼のようものであったとしても 這い上がることもできなくて 一粒の明かりさえ見えない渦の中にいたとしても

空は流れ 土は息をする 葉は風になびき 水は人間の一部だいうことを

空も土も葉も水も こんなに近くで教えてくれているのに

気づいてくれる人間が少なくて 自然が涙を浮かべてかなしんでいる